ヒロエルモノヲヒロウ日記

思いついたときが書き時

PCR検査を受けた件(1)

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たまの更新では毎回コロナに対する嘆きのような書き出しが続いていたわけですが、最近私自身がPCR検査を受ける羽目になりました。


勿体ぶっても仕方ないので結論から言えば検査結果は無事陰性だったわけですが、まあ一つ良いネタを拾った良い経験をしたと思うので記録しておこうと思います。

事の始まりはとある日の昼休み。
どうも何と言うか体に違和感のようなものを感じました。
その違和感が吐き気であることに気がついたのは夕方頃。
吐き気ではあるもののまだ軽い感じですぐに吐いてしまいそうと言うほどではありません。


仕事が終わり帰宅しますが、気がつくと額のあたりがひんやりしています。
いつの間にか結構な脂汗をかいていたようです。


とりあえず大事を取って横になります。


吐き気は微々たるもので食欲が全く無いわけではなかったので、とりあえず軽めにおかゆだけ食べておとなしくしていました。

症状としては軽い吐き気とちょっとした倦怠感のみ。
他に熱があるとか喉や体のどこかが痛いとか、まして味覚・嗅覚の異常なども全くありません
横になっているうちにだいぶ楽にもなり、とりあえずそのまま眠りにつくことにしました。

深夜1時頃、強烈な不快感で目が覚めます。
今度は先ほどより強めの吐き気がやってきました。
さすがにたまらずトイレに駆け込み嘔吐。

吐いたら少し楽になったのでまた寝ます。


翌朝、若干の倦怠感はあるものの吐き気は一応治まっていました。
体温も平熱よりほんの少し高い程度で一応正常な範囲。


とりあえず吐いて楽になったのであとは回復するであろうという見通しで普通に出社しました。

その後も相変わらず軽い倦怠感だけが残る感じでそれ以外の症状はまったくなかったのですが、念のため昼に会社の近くの病院に行ってみることにしました。

 

このご時世「発熱がある場合は事前に電話で連絡」という話のようなので、出発前に測ってみたところ一応36℃台。

 

私は実のところ平熱が異常に低い傾向があり、体温計がエラーを出すと言うことも珍しくないレベルなのでそれに比べたら若干高めの体温と言えましたが、まあ変動の幅のギリギリ上くらいのところだったので気にしないことにしました。

 

病院に着き、症状として「吐き気と倦怠感」と伝えます。

 

「熱はないですか?」
「ついさっき来る前に測った時は無かったです」
「一応これをお使いください」

 

ということで問診票の記入と同時に検温もさせられたわけですが、その結果


37.1℃


を記録。

まあ「微熱」のレベルではありますが37℃を越えてしまったので受付に申告。
すぐに院外の離れた待機場所に誘導されます。


思えばこの日は気温が結構高かったのですが、しっかり着込んでいってしまったのと「さっさと済ませたい」という意識があったのかわりと早足で病院まで行ってしまったので、余計に体が温まっていたのではないかと考えています。


それはともかくとして、ここからは「発熱患者」として扱われます。

待機場所に看護師さんが来て改めて問診と血圧や血中酸素濃度の測定。
両方とも特に異常はありません。

ここで、


PCR検査を希望しますか?」


と訊かれます。
検査の結果は1~2日程度で出ること、結果が出るまでは自主隔離が必要であることなどを説明されました。


おそらく症状が比較的軽いこともあってか「受けるかどうかは本人次第」という話のようです。
職場や家庭の方の影響も考慮した上で判断して良いということだったので一旦断る選択肢もあったわけですが、とりあえずこの場でPCR検査を受けることにします。

仮に検査を断るもしくは一旦保留にしたとしてこの後症状が悪化したとしたら結局二度手間になるので

影響面の考慮としては、その日の仕事をこの時点で切り上げて持ち帰ってどうにかすれば翌日と翌々日は元々休みなので、その中で検査結果(陰性)が判明すれば仕事への影響は最小限で済むという判断でした。
家の方も同様に家族に迷惑をかけるのが「休みの2日間」で留められればという思いです。

長引けば長引くほど掛ける迷惑も大きくなりますし。

 

今後の対応などについての説明を受けた後、いよいよ検査です。

ここでやったのは唾液検査
渡された入れ物に指定の量の唾液を入れて提出します。


てっきり鼻の中をグリグリされるものかと思っていたのでちょっと拍子抜け。

 

いや、グリグリされたかったわけではなかったんですが。

覚悟の問題です。

 

その後あまり待たされることなく診察。
おそらく長時間この場にとどめずにさっさと帰らせようという采配だったのではないかと思います。


実際の医師の診察は聴診器をあてるどころか一切触られることもなく、すべて問診のみ。
やはり相当警戒されているのかとも思いましたが、最後の医師のコメントが


「症状を見ても『確率的』に考えても、陽性ってことはほぼ無いでしょう」


この時点で医師がそれを言ってしまって大丈夫かともおもいつつ、だいぶ気が楽になりました。

個人的には「確率的」という表現にちょっと好感を持ちました。


この医者は信用できる。

 

実際の話、通勤は徒歩で職場はリモートワークの人が多いから自席の周囲にほぼ人がいない状態で、人混みに長時間いるようなことも全く無く周囲に感染者やその関係者がいたと言うことも無いので、日常の中に感染リスクに繋がる行動というものがまず無いというのが確実であれば確かに「確率的に」って言いたくもなるかなと。


それでも感染する人は経路不明で感染するので油断はできない

 

だから検査を受けた

 

という話なので。


出された薬も吐き気と風邪に対するもので、「解熱剤は要らないよね」という感じだったので病院側としても「手続き」「(双方の)安心感」的な意味での検査の提案だったのだろうなとは思うわけですが。

 

そんなこんなで思った以上に淡々とPCR検査を受けてしまいました。

 

果たしてその結果はいかに。

(いや陰性だったって最初に書いたけど。)

 

 

つづきます。