自分で充電させてみる(その2)
前回のつづきです。
「IFTTT」からスマートプラグをON/OFFできるようにしたところまででしたね。
ようやくこいつの出番です。
MacroDroid - デバイス自動化 - Google Play のアプリ
ここから先はは簡単です。
MacroDroidで
「バッテリー残量が一定のレベルまで低下したらスマートプラグ(充電器)をONにして充電を開始する」
「バッテリー残量が一定のレベルまで上昇したらスマートプラグ(充電器)をOFFにして充電を終了する」
というマクロを組んでやるだけです。
詳細は割愛しますが、
(ONの場合)
[トリガー]
バッテリー/電源
→バッテリー残量の変化
→指定残量への増加/減少
→「~まで減少」を選択
→トリガーが発動するバッテリー残量をスライダーで指定
[アクション]
アプリ
→Webサイトを開く
→「URL を 入力」の欄にIFTTTから取得した「charge_on」用のURLを入れる
※「HTTP GET」にチェックを入れておく
※黒塗り部は固有ID
(OFFの場合)
[トリガー]
バッテリー/電源
→バッテリー残量の変化
→指定残量への増加/減少
→「~まで増加」を選択
→トリガーが発動するバッテリー残量をスライダーで指定
[アクション]
アプリ
→Webサイトを開く
→「URL を 入力」の欄にIFTTTから取得した「charge_off」用のURLを入れる
※「HTTP GET」にチェックを入れておく
※黒塗り部は固有ID
基本的にはこれだけです。
Webhooksの呼び出しは失敗することもあるので、必要に応じてリトライの仕組みを入れるとか手元の端末に通知を送るとかの工夫もアリだと思います。
ここまでできたらスマートプラグにスマホの充電器を接続し、充電器からのケーブルをスマホに挿しておくだけで、
「ある程度バッテリーが減ったら自動的に充電を開始」
「ある程度バッテリーが増えたら自動的に充電を終了」
という作業を「スマホ自身に行わせる」形が実現できます。
私の場合は「下限」を40%、「上限」を70%で運用してみています。
「本当にこれでいいか」ってのはちょっとわからないんですけど、少なくとも「バッテリーが100%の状態で充電しっぱなし」が良くないということは体験したので「そうならないように」は出来たのかなと。
そして、この仕組みを更にこちらに応用しています。
Slackの離席状態をコントロールする仕組みでしたね。
「スマホでSlackの画面を表示したままにして(見た目的には)在席をキープする」という「かなりインチキ臭い仕組み」です。
これも基本的には「充電しっぱなし」になりがちなやつなので、「必要な時にはしっかり充電するけどそれ以外の時は適度なレベルを維持」という感じにしています。
ちなみに、これらのおかげで私は毎日Slackに指一本ふれずとも「ステータス」や「離席状態」を自動でコントロールできています。
退役機じゃ無くてもPixelの「アダプティブ充電」のような「充電管理の仕組み」が無い機種なんかだとこのようにスマートプラグを活用するというのも有効なのではないかと思います。
最近は3~4口のタップ型のスマートプラグもあって各口ごとに個別の操作もできますし。
とりあえず、「機種変して一線を退いたスマホを何かに活用してみようという人」の参考になればと思います。
(おまけ)
私は何度か「MacroDroidからのWebhooks送信は正常に完了しているのにIFTTT側が動作しない(ログにも残っていない)」という現象を経験しました。
これはIFTTTの問題という事のようですが、この場合は該当のアプレットで
これをクリックして
一旦切断してこの状態になったらもう一回クリックして
この状態に戻すと正常に動作するようになったりします。
「おかしいな」と思ったら試してみましょう。