PCR検査を受けた件(2)
というわけで
「吐き気」の後の「ちょっとした倦怠感」で「念のため」病院に行ったらまさかの発熱(微熱)でPCR検査を受けましたよってのが前回のお話。
検査を受けた以上は一刻も早く帰宅して自主隔離に入らねばなりません。
まず一旦会社に戻り、体調不良により仕事を持ち帰ることのみ伝えて帰ります。
本当はこの時点で検査のことを報告すべきなのかも知れなかったのですが、医師のテンションがあんな感じだったので今回はまあいいかなって。
長居せずに帰るべきだとも思いましたし。
帰宅に関しては公共交通機関を極力避けるように言われていたので、徒歩で帰ります。
比較的人通りの少ない裏道を選んで歩きます。
正直言うと、この歩いて帰ってる時間が一番きつかったですね。
何がきついかって暑くて暑くて。
どうにか家に着きました。
家族には既に連絡をしていたので、完全な隔離体制が準備されていました。
寝室へ直行し、トイレ以外は部屋から出ない方向で。
一段落したので横になって体温を測ります。
ガッツリ下がってました。
病院に着いた時点が「瞬間最大風速」だったようです。
言っても仕方ないのでもらった薬を飲んで軽く昼食を食べて横になります。
枕元にiPadを広げて一応仕事もできる体勢に。
ちなみにもらった薬は「吐き気止め」と「風邪薬」の2種類だったのですが、「風邪薬」の方に「体温を上げて病気を治す」という作用があるようで、その後は37℃の線をちょっと越えたり下がったりの攻防がしばらくつづきました。
眠くなる作用もあるようなのでその場合は無理せずに眠ってしまいます。
夕方にはだいぶ倦怠感も軽くなり、食欲も普通に戻っていました。
とはいえ検査結果が出るまでは人との接触禁止なので引き続き引きこもり状態を続けます。
日中にちょいちょい眠ってはいましたが、やはり薬が効いているのか眠くなってきたので早めに寝ます。
翌朝、目が覚めて最初に測った体温は
35℃台。
これはどう解釈したらいいんだ…。
まあ熱が無いのは良いことですが。
調子としてもだいぶ元に戻ってきました。
まだ若干クラッとする感じも無いではないですが、ちょっと前まで熱があったのが急に下がったのでそりゃクラクラもするかなと。
朝食も軽めながら普通にいただきます。
このあたりから体調的には徐々に回復してきて、横にもならず座ってテレビを見ていたりゲームをしたりと、本当に「ただの引きこもり」のような状態です。
あとは検査の結果を待つだけなのですが、「1~2日」という話だったので早ければこの日のうちに連絡が来るはずです。
医者の見立てもあってそれなりに楽観視はしていたものの、万が一「陽性」って話になったら色々面倒だなあとは思っていました。
そして昼過ぎ、前日の検査からちょうど24時間くらい経ったかなと言う時間で病院から電話が。
「検査の結果、『陰性』だったのでご安心ください。」
まあそうだよなとは思うものの、やはり安堵の気持ち。
電話の後に階下の家族にもLINEで報告。
とりあえずただの「胃腸に来る風邪」だったということになったものの、一応大事を取ってこの日一日は自主隔離継続の方向で。
それで特に症状に問題が無ければ自主隔離終了ということにしました。
翌朝、特に体調には問題なくほぼ通常の状態に戻りました。
体温もいつもの通り若干低めで安定しています。
休みの2日間で話が片付いたのは本当に幸運だったと思いました。
家族の誰も「イレギュラーな休み」を取る必要が無かったので。
とまあ、こんな感じでひとまず一段落しました。
楽観的な気持ちでありつつも、ある意味では生きた心地がしない瞬間もあり、まあ良い経験になったかなと。
PCR検査を巡っては色々な考え方があって議論になったりもしているようですが、個人的な考えとしては「必要な検査は適切に行われるべき」だと思っています。
反面、結果が出るまでは自主隔離を徹底するという前提と、同居の家族などにも影響が出ること等を考えると、必要性が低いときに気軽に受けるものではないなとも思いました。
まあ「安心感」を得たいという一点で検査を受ける(受けたい)という人もいるかと思いますし、なかなか難しい話なんだろうとは思いますが。
とりあえず世の中がこんな感じだとおちおち軽い風邪もひいていられないという教訓ですね。
引き続き手洗いなどでの予防をしっかりしていきたいと思います。
いや、本当このタイミングでよかった…。