リモートワークでSlackを使う人の手助け(完結編)
まあ相変わらずのコロナ禍です。
まあそう簡単に落ち着くものでもないのでしょうけど。
そんな中でも変わらず出社している私ですが、昨年末に一時的にごく短期間のみリモートワークになりました。
別にコロナ関係なくちょっとした私的な事情ではあるのですが。
前にも書いたとおり、チームのメンバーとの連携はSlackを使用しています。
ここで書いた方法を使っているので、ステータスとログイン状態の「離席中」に関してはしっかり自動制御ができています。
このログイン状態ですが、APIから「離席中」に固定することはできるのですが、「アクティブ」に固定することはできないという仕様になっていると言うことは前にも書きました。
「アクティブ」に固定されていればPCの前にいなくても、もっとはっきり言うとちょっとくらいサボっていてもバレにくいということで、これを実現しようとして色々試した人や実際に実現した人も検索するとちょいちょいいるようです。
私はとりあえず「繋がらない権利」の観点で、「離席中」さえ固定してくれれば良いのでその辺は掘り下げませんでしたが、ふとものすごい簡単で馬鹿馬鹿しい方法で実現することを思いついたので、やってみることにします。
まずおさらい。
Slackのログイン状態が「アクティブ」→「離席中」になる条件は下記の通りでした。
(PC)
一定時間PCの操作が無かった場合
(スマートフォン)
Slackから別のアプリに切り替えたり画面がロック状態になった場合
こいいうことのはずです。
例えばここで、「PCを一定時間ごとに『操作状態』にすれば良い」ということはわりと多くの人が思いつくと思います。
大概ここでの発想はPC上に何らかの仕掛けを施して、無操作状態時に「Slackが『離席中』になるより先にPCに何らかのちょっかいを出す」という感じなのでは無いかと。
なんとなく「仕込み」に手間がかかりそうなのと、作業PCが社内とリモートなど複数ある場合はそれぞれに対策が必要になるのも面倒な気がしたので、もう一度条件を見直してみたところ、
スマホの画面をずっとSlackのままにしておけば「アクティブ」のままなんじゃね?
ということに気がつきました。
ということで実際にやってみます。
今時はだいたい2年前後の周期でスマホを機種変更する人が多いかと思うので、そういう人の中には「役目を終えて使用していないスマホ」が引き出しの奥に転がっていることが多いのではないでしょうか。
まあ、最近では機種代を安くする代わりに機種変更時にスマホを「返却」するという契約形態もあるようですし、不要になったスマホを売却なりなんなりで処分してしまっている人もいると思いますが、ここではとりあえず「使っていないスマホ」が手元にあることを前提条件として進めていきます。
使用するスマホは、WiFiや格安SIMなどでネットに繋がることと、Slackアプリをインストールできることが最低条件です。
ここが問題になる人はあまり多くないかと思います。
用意したスマホにSlackのアプリをインストールして、必要なワークスペースにサインインします。
そうすれば、あとはSlackが起動したまま画面が消えなければOKです。
スマホの設定でスリープに入らないようにしても良いですが、私はこういうアプリを使っています。
指定したアプリを起動したときだけ画面を消灯せずにそのままキープすることができます。
あとは業務開始時間に合わせてこのスマホでSlackを起動して放置しておけばログイン状態は「アクティブ」のままになるので、PCの前をしばらく離れても「離席中」にはならないはずです。
注意点としては放置している間にバッテリーが切れないように、充電状態にしておいた方が良いかと思います。
まあバッテリーには良くないので、「そのまま処分しようと思っていた使い道が無い不要なスマホ」でやってみることを推奨します。
業務終了時にはこのスマホでSlackを終了するなり画面を消すなりすればそのうち「離席中」になるはずです。
APIとかプログラムとか一切考えずに「アクティブ」の固定ができました。
方法論としては相当インチキですが。
私はそれをいちいち自分でやるのが面倒なので、これを使います。
MacroDroid - デバイス自動化 - Google Play のアプリ
もうおなじみのやつです。
前にSlackのステータスを自動で変更するときに作ったGoogleカレンダーがあるので、そのカレンダーの予定に連動してSlackを自動で起動したり終了したりしています。
ちなみに、複数のワークスペースにサインインしている場合に「アクティブ」状態で固定されるのは、「現在画面に表示されているワークスペース」だけのようで、それ以外のワークスペースではそのうち「離席中」に変わるようです。
複数のワークスペースですべて「アクティブ」で固定したいならば、ワークスペース分のスマホを用意すればできるような気がします。
そこまでやる必要がある人だけご検討ください。
リモートワークにはリモートワークなりの、会社での仕事とは違った苦労や問題もちょいちょい発生するので、こういう工夫などをうまく用いて効率よくこなしたいものです。
アクティブだからと言って油断していると、誰かからメッセージが来て「アクティブなのに反応が無い」という一層怪しい状態になるので注意が必要です。
※この方法は理屈ではだいたい正しいと思われますが、画面をSlackでキープしているはずのスマホが何らかの要因で消灯してしまったりアプリが切り替わってしまう可能性も無いでは無いので、その辺はご注意ください。
※あと、決してサボりを推奨する意図ではないという事をご理解ください。
※すべて自己責任でお試しください。