「アダプティブ充電」を活用してみる
久々のネタです。
いや、別にネタが無かったわけではないのですが、なんだかんだで更新しそびれてた感じです。
毎回毎回「コロナですね」みたいな書き出しもどうかと思いつつ。
閑話休題。
去年、スマートフォンを前々から気になってたGoogle Pixel6にしてみました。
いいですね、Pixel。
もうandroidは「こういうのでいいんだよ」って感じです。
androidって基本的には「Googleのサービスを使うもの」だと思うんですけど、各メーカーのスマホだと何故かGoogleとは別に自社独自のサービスに誘導するために独自のアカウント作らせようとしたりするじゃないですか。
そんで独自のアプリをてんこ盛りでインストールさせようとしたりむしろプリインストールされてたり、そういう「独自アプリ」の無効化とかアンインストールができなくて通知すらオフにできないみたいな
余計なお世話のオンパレード
だったりすること多いんですけど、PixelはGoogleのスマホなんでそういうの無いのがすごくいいです。
まあ主な機能はあちこちで散々語られているので割愛するとして、ここでは「アダプティブ充電」機能に注目していきます。
アダプティブ充電って何かというと、バッテリーの保護のために充電速度を制御して「ちょうど良いタイミングで満充電にする」機能って感じですかね。
Xperiaだと「いたわり充電」と言っていたようなものに近いかと。
具体的には
・有効なアラームが3:00~10:00の間に設定されている
・21:00~4:00の間に充電を開始する
この条件を満たした場合、「アラームで設定された時間(のちょっと前)」くらいに100%になるように充電を制御するというものになります。
ポイントとしては「アダプティブ充電」の機能をオンにしただけでは駄目で、「(条件を満たす)アラームの設定」とセットだと言うことです。
基本的には朝起きる時間にアラームをセットして、寝るときに充電を開始すれば(対象の時間内であれば)アラームが鳴って起床したときには大体ちょうど良く充電が100%になっています。
こりゃいいやってんで使ってたわけですが、ここでふと
「アラームをセットしないでいい日」だとアダプティブ充電働かなくね?
という疑問が。
アラームを設定しないと言うことは「ゆっくり寝ていても良い」ということなわけですが、その場合はアダプティブ充電が働かずに充電開始から急速充電になります。
(Pixelの充電の仕様は色々また別の問題が言われてるのは置いときます。)
そうすると、「ゆっくり寝ていたい日」ほど逆に「充電は早く完了」することになり、アダプティブ充電の目的である「充電池の保護」という観点ではあまりよろしくないと言う気がします。
そこまで厳密に気にするものでも無いかもしれませんが。
かと言って、「ゆっくり寝てていい日」にわざわざこのためだけにアラームを鳴らすのも…という気持ちもあるので、「休みの日はアダプティブ充電は諦めよう」という話になります。
そこで、「アラームを鳴らさないアダプティブ充電」を実現してみたいと思います。
使うのはこれ。
MacroDroid - デバイス自動化 - Google Play のアプリ
このブログはもはや「MacroDroidへの愛を語る」というものになりつつありますが、それでOKです。
アダプティブ充電のアラームの条件が「~10:00」なのでここでは起床時間を仮に10:00とします。
昼迄寝ていたい人は別の方法で解決しましょう。
まず普通にアラームを設定します。
時間は10:00で、「ラベルを追加」をタップしてアラームに名前をつけましょう。
後で使うのでわかりやすく「充電用」とかでいいと思います。
そうしたらアラームの設定はそれで完了です。
音色とか音量は特にいじらなくていいです。
最終的には鳴らないので。
そうしたら次にMacroDroidで下記のようなマクロを作ります。
トリガー
バッテリー/電源
→バッテリー残量の変化
→指定残量への増加/減少
→バッテリー残量トリガーを
「~まで増加」を選択
スライダーを動かして残量指定を100%に変更
アクション
日時やアラーム
→アラーム時計
→アラームを無効にする
先ほどアラーム設定時に指定したアラームラベルを入力
ここでは「充電用」
トリガーとアクションを設定したらマクロに名前をつけて保存しましょう。
こんな感じです。
あとは寝るときにPixelの充電を開始するだけです。
ロック画面を表示したときに
「○○% - アダプティブ充電中 (10:00までにフル充電)」
と出ていればOKです。
まずは普通に充電されていって80%くらいで一旦キープされた状態が続き、大体アラームのたぶん1時間前くらいに100%になるはずです。
ちょっと正確では無いかもしれないので試す人はご自身の環境で確認された方が良いとは思います。
そして充電が100%になった時点で先ほどのマクロが動作してアラームが解除されます。
結果アラームは鳴らないので起こされることもありません。
この方法では「指定したラベルのアラーム」を解除するので、ラベルさえ区別しておけば「起きなければいけない日」に満充電でアラームが勝手に解除されてしまって寝坊することも無いはずです。
毎回同じ時間で良いのであれば、特定のラベルをつけたアラームを設定するマクロを作ってしまってホーム画面に貼り付けたショートカットから起動するとか、曜日指定で土日は自動的にマクロが起動してアラームがセットされるようにするとかで楽になるんじゃないかとは思います。
アラームが解除されたあとは100%でキープされるので、ほどほどで起床しましょうね。
(おまけ)
アダプティブ充電を有効にしてアラームの条件も満たしているのに何故か毎回急速充電になってしまってアダプティブ充電が作動しないよ!と言う方もいるかと思います。
特に「既にMacroDroidを使用している人」はその罠に嵌まる可能性があります。
(自分のケースでの)原因と対処を見つけたので記載しておきます。
一時期、androidのアプリで「アラームをセットしていないのに通知エリアにアラームのアイコンが表示される」という話がちょいちょいありました。
あれは「アプリがOSのアラーム機能を使用している」というケースで発生するものと思われ、その状態だと(おそらくアラームの条件が範囲外になるのか)アダプティブ充電が動作しないようです。
アプリの個別のケースに関してはちょっとわからないのですが、MacroDroidだと「時間」に関するトリガーやアクションで「アラーム機能を使用する」にチェックを入れているものがあった場合に発生します。
私もこれでしばらくハマりまして、結果的にMacroDroidのマクロを徹底的に見直して「アラーム機能を使用する」のチェックをすべて外すことで解決しました。
お困りの方は確認してみてください。