改めて移動履歴を蓄積してみる(2)
前回の続きです。
「あらかじめ設定された地点に来た時間」を取得して蓄積していきます。
まずは時間を記録したい地点を洗い出しましょう。
目的地は当然のこととして、電車での移動なら途中の駅、車での移動ならサービスエリアやインターチェンジなどですね。
どの程度細かく設定するかは好みの問題なので「面倒でない範囲」ということになりますが、「乗り換え」「休憩」などで立ち寄るところを押さえておくと良いでしょう。
この時点ではその地点の到着時刻などは想定する必要はありません。
「ここを通ってここに行く予定」という部分だけの話です。
あくまで「予定」のレベルで。
地点の洗い出しができたらいよいよ記録の仕掛けを作ります。
例によって使うのはこれです。
MacroDroid - デバイス自動化 - Google Play のアプリ
もはやこのブログではお馴染みのやつですね。
もうこれ無しでは生きていけない。
前回もこれを使いました。
今まで何度か取り上げましたが、使い方はわりとざっくり述べるだけだったので今回はなるべく細かく見ていきましょう。
まずは起動するとこんな画面になります。
各機能の表示順はカスタマイズできるので、好きなように並べ替えましょう。
というか既に好きなように並べた状態ですが。
この中の「ジオフェンス」をタップします。
そうすると設定されているジオフェンスの一覧が出てきます。
私は先日車で東北自動車道を走る予定があったので、サービスエリアやインターチェンジが設定されています。
まあこのご時世色々あってその予定も吹っ飛んだわけですが。
右下のプラスのボタンをタップするとジオフェンスの設定を追加することができます。
ジオフェンス設定画面では現在地周辺の地図がデフォルトで表示されます。
一応フェイクとして東京駅を表示していますが。
地図上部の検索窓に地名やスポット名を入れて検索することができます。
試しに「マザー牧場」で検索します。
特に理由はありません。
マザー牧場周辺の地図が表示されました。
地図はピンチイン/アウトで拡大縮小ができるので、目標とするポイントを探して画面中央になるようにスクロールします。
更に画面下側のスライダーで目標地点の半径何mを対象とするかを設定します。
デフォルトでは500mになっていますが、50~5,000mの範囲で設定できます、
目的地全体を対象とすることも、一部の地点をピンポイントで対象とすることもできますね。
ここではマザー牧場内のバンジージャンプから半径50mを対象としてみました。
ジオフェンスに名前をつけましょう。
わかれば何でも大丈夫です。
右下のレ点ボタンで決定します。
これで、「マザー牧場内のバンジージャンプから半径50mに入った(出た)」事をトリガーにすることができます。
実際にマクロを作ってみます。
バンジージャンプの近くに来たらカレンダーに記録するマクロにしましょう。
メイン画面の「マクロを追加」をタップします。
何も設定されていない空のマクロが表示されます。
トリガーを設定しましょう。
「位置」を選択。
「ジオフェンス・トリガー」を選択。
「指定エリアに入った時」を選択して「OK」。
「ゾーンを選択」画面で先ほど設定したバンジージャンプを選択。
トリガーが設定されました。
次にアクションを設定していきます。
「ログやカレンダー記録」を選択。
「カレンダーに予定追加」を選択。
「カレンダーの予定を設定」画面で必要な情報を入れていきます。
最初の「カレンダーを選択」では、記録対象のカレンダーを選択します。
あとはわかるようにタイトルをつければOKです。
ここでは「バンジージャンプ到着」としておきます。
あとはそのままで下の方にある「OK」をタップすれば完了です。
マクロに名前をつけましょう。
マクロの名前はわかればなんでもいいんですけど、後々でやる予定の「応用編」のことを考えると極力シンプルな方が良いです。
カテゴリーは必要に応じて自由につけてOKです。
右下のボタンをタップするとマクロが保存されます。
これで、このスマホを持った状態でマザー牧場のバンジージャンプから半径50mの範囲に入ればカレンダーに時刻情報と一緒に記録されます。
マクロは複製できるので、このマクロを複製して「指定エリアに入った時」を「指定エリアから出た時」に変えて、カレンダーに登録する文言も修正してやれば今度はバンジージャンプから離れた時刻も記録されるので、「滞在時間」もわかるようになります。
駅とか道路の通過地点に関しては「エリアから出た時」だけ作ってやって「通過」という表現でカレンダーに登録するとわかりやすいと思います。
あとは最初に洗い出した地点の分だけ同じことをすれば良いだけです。
それが面倒なんですけどね。
私の場合は旅の計画を検討しながらほぼ同時進行でジオフェンスの設定をドカドカ入れておいて、あとで実際の計画に沿った形でマクロを作るようにしています。
一度作ったら何回でも利用できますし、手間と言っても個人的には許容範囲かなと。
結果的に使わないジオフェンスの設定もあったりしますが、まあそれはそれで。
次回「応用編」として、マクロ作成をほんの少しだけ楽にする方法を考えていきます。
まあジオフェンスの設定の手間そのものは変わらないんですけどね。
(気が向いたら)つづきます。