ネットニュースで面白そうなガジェットを見つけました。
スマートペン。
元々「スマートペン」と言ったらキングジムにそういう商品があって注目していましたが、ちょっと「実験的」過ぎて出来としては今ひとつの評判のようだったので(価格的にも)手が出ませんでした。
あとは手書きのメモをスマホに取り込むのに使うようなやつも「スマートペン」とか呼ばれていたかもしれません。
今回見つけたのは、コンセプト的にはキングジムのものと同じ方向性のようです。
どうやらUFOキャッチャーの景品として出回っているらしく、秋葉原あたりのお店で買えたりもするらしいのですが、近場で見当たらないのでサクッとメルカリで購入しました。
UFOキャッチャーがあまり得意では無いので数回程度で取れる自信もありませんし、それを考慮して送料込みなら「まあアリ」な値段だったので。
で、届いたので早速開けてみます。
箱はこんな感じ。
最近のスマートフォンがだいたいこのくらいの箱で売られているような気がします。
見たな感じは「ありがち」なパッケージですね。
箱から出した現物はこんな感じです。
長さはだいたい普通のボールペンと同じくらいで、太さが「4色ボールペン」以上に太いです。
油性ペンの「マッキー」にちょっと近い感じかと思います。
取って付けたような「技適マーク」が目立ちます。
ちなみにこの技適マーク。
ボールペンの芯を引っ込めた状態だと「画面側」に貼られていて、使うたびに目に入るのが少々目障りです。
まあみんな同じところに貼ってあるかわかりませんし、
そもそもそんなに使わないと思う
ので気にしないことにします。
箱の中には簡単な説明書と充電用の短いmicroUSBケーブルが入っていました。
充電ケーブルをさしたらその時点で電源が入った(入っていた?)ので、とくに電源オンの操作は気にしなくて良いようです。
私のやつだけかもしれませんが。
とりあえず説明書に書かれたQRコードからアプリをダウンロードしてインストールします。
一応android用はPlayストアにあるものをインストールする形ですが、インストール時に「Avast」が「怪しいアプリかも!」的な警告を出しました。
アプリの日本語の怪しさを見るまでも無くお馴染み中華製品なので、色々気になる方は避けた方が良い一品かもしれません。
各自の判断と責任でよろしくお願いします。
最初の怪しささえ除けばインストールとペアリング、セットアップは非常に簡単であっという間に終わります。
アプリ自体はおそらく元々別のスマートバンド的なガジェット用に作られたものと思われ、このスマートペンでは関係の無い設定項目もあるようです。
気にしない。
画面はこんな感じです。
時計の文字の色は設定で2色から選べますが、「分」の数字の上部が(フォントデザイン的に)暗くなっていて、時計としては若干見づらいです。
(私の場合)技適マークのシールの上に操作ボタンと液晶画面があります。
操作ボタンは押すたびに
「時計」→「message」→「more」→「時計」
と画面が変わっていきます。
物理的に押し込むボタンでは無いので「押す」というか「触る」という感じですが。
タッチで選択してホールド(長押し)で決定という感じのインターフェースですね。
「message」画面でボタンをホールドすれば着信しているメッセージが表示されます。
ちょっとややこしいのは、例えばホールドで「メニュー階層を一段階降りる」という動きになるわけですが、その時にタッチで進めていって最後まで行ったら「同じ階層のメニューの最初」に戻るのでは無く、「一つ上の階層」に戻るという動きをします。
「戻る」ボタンが無いのでそうならざるを得ないということでしょうし、まあ項目がそもそもそんなに多くないのでそこまで面倒というわけでは無いですが、多少の慣れは必要です。
電話、SMSの着信と、決められたアプリの着信を通知することができますが、たぶん大多数の人は「LINE」くらいしか使わない(他のアプリは知らない)かと思います。
ちなみに「LINE」のアプリ名は
行
ってなってました。
確かにそうだけど、行。
軽く試してみた限りでは着信はだいたい問題なく通知されます。
小さい画面に小さい文字で表示されるので、ブルッときたら「ああ何か来たな」って思えばいいという程度の使い方になるかと思います。
まあ実用的じゃ無いのはわかっていました。
ちなみに、スマートペンと(ペアリング相手の)スマートフォンは相互に「探す」ということができます。
スマートペンが見つからない時にスマートフォンのアプリから「見つける」を選択すると、スマートペンが振動します。
対してスマートペンのメニューから「looking for」を選択すると、スマートフォンに「ブレスレットは携帯電話を探しています」という通知が表示されます。
うん、絶対に見つからないやつ。
その辺はスマートウォッチとかでやってください。
最後にスマートペンの「ペン」としての書き味ですが、まあ「安いボールペンのそれ」ですね。
それこそおまけみたいなもんです。
おそらくこれが「役に立つ」機会はなかなか巡ってこないかと思いますが、とりあえずしばらくは持ち歩いてみたいと思います。
筆記具としては使いません。
書いてる時に通知が来て振動したら困るので。